第1476話 高卒AV女優




〈だいじょぶだって〉




めぐみが麻未の返信を見たのは、

もうすぐ日付けが変わろうとする、

深夜になってからだった。


出前のヘアメから戻った後も、

サロンの客をこなしたり、

ふたたび出前のヘアメに行ったりと、


息つく暇もないほど、

慌ただしく時間が過ぎていった。


キャバ嬢に、ランパブ嬢、

ホストに、ボーイズバー店員、

…………



歌舞伎町の夜に生きる、

様々な職種の人たちがやって来た。


夜の世界の住人たちは、

誰もが皆、刹那の輝きを求め、

華美な化粧や服装の中に

本当の自分を押し込める。


誰かに認められたくて、

誰かに必要とされたくて、

誰かに気づいて欲しくて、


派手さを競いあって

いるのかも知れない。


でも、ほんとうのことは、

めぐみも分からないでいた。


歌舞伎町の街を照らし続ける

猥雑な無数のネオン達は、

そんなセンチメンタルは「必要ない」と、

言っているような気さえした。







物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:00Comment(0)日記