第1477話





めぐみは、

ヘアメの派遣会社に、

業務終了の連絡を入れて、

やっとひと息ついた。


デニムのポケットに

突っ込んだままのスマホを

引っ張りだした。


業務連絡でスマホを頻繁に

使用したせいだろう。

画面の右上の小さな電池のマークが、

いつの間にか27%になっていた。


電池残量を気にしつつ、

すぐにLINEをチェックした。


トークルームの「莉緒ちゃん」の欄に、

小さな赤い丸に白抜きの「1」の表示。


麻未からのメッセージが

あることを示していた。




〈返信遅くてごめんなさい、(>人<;)〉

〈よかった!、ご飯行けるね、〉




めぐみはすぐに、

麻未に2通の返信を送った。


他のスタッフに挨拶し、

サロンを後にすると、

新宿駅へと歩き出した。


サロンを出て、

花道通りへ。

左手に駐車場を見ながら、

右に曲がる。


花道通りは、

相変わらずの人通りだった。


誰かにぶつからないように

行き交う人波をかき分けて、

いつも通り、

少しだけ急ぎ足で歩いた。







物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:00Comment(0)日記