第1710話

この時間だというのに、

電車からはたくさんの人が吐き出される。

これから遊びに行くのだろうか。


きっと、これから仕事の人もいるだろう。

眠らない街、新宿なのだ。


麻未のすぐそばには、

サークルか何かの飲み会帰りだろうか、


お酒の酔いも醒(さ)めやらぬ、

大きな声でふざけ合う若者の集団がいた。


気分はまだ宴会中なのであろう、

声の音量調整機能も麻痺したままのようだ。


麻未は、

騒がしい集団と同じ車両に乗るのを避け、

少し離れた車両に乗り込んだ。











麻未が自宅にたどり着く頃には、

既に日付けが月曜日になっていた。


平日にはある深夜バスも、

日曜日である今日はなく、

バスの運行は、

23時すぎに既に終了していた。


麻未の自宅のある、横浜市内の新興住宅地。

駅から歩くには、少し距離がある。


麻未は迷わず、

バスロータリーの一画にある、

タクシー乗り場に並んだ。







物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:12Comment(0)日記