第1709話

久我山が、

仕事として、接していることを。


マネージャーとして、

親身に気遣ってくれていることを。


それでもやはり、

この数か月間、

毎日のように接していたものが、


撮影が終了した途端(とたん)に、

急に途絶(とだ)えてしまったので、


その、週末のわずか2日間が、

とてつもなく長い時間のように

感じてしまっていたのだ。


当たり前にあるものほど、

失って初めてその大切さに気づく。


当たり前のものほど、

改めて意識することなど、

日常ではほとんどない。


麻未は、

AV女優である今の自分にとって、


マネージャーの久我山の存在が、

いかに大きいものかということを、

改めて、感じていたのだ ーーー


そんなことを、

ぼんやりと感じている麻未の視界に、

渋谷方面の山手線が飛び込んできた。








物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:08Comment(0)日記