第1708話

人は誰でも、

ずっとひとりきりは寂しいし、


でも、

時にはひとりきりになりたい。


そういう、わがままな生き物だ。



麻未も、

それは同じだ。


構って欲しい時もあれば、

放っておいて欲しい時もある。


そういう麻未の気持ちを、

全て察(さっ)しているかのごとく、


久我山は、

麻未が心地よいと感じる距離感で、

常に接していてくれたのだ。


久我山にしてみれば、

自分の会社に所属している女優に対して、


敬意を持って接することは、

社会人として、

ごく当たり前のことであるし、


特に、担当マネージャーであれば、

接する時間も必然的に長くなるし、

全面的にサポートするのが仕事なのだ。


麻未も、

そのことはもちろん、

頭では理解していた。







物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:17Comment(0)日記