第1705話

言葉に出来る気持ちは、

誰かに話したり伝えたり出来るが、


言葉に出来ない気持ちは、

自分の気持ちの中で、

もやもやと燻(くすぶ)り続ける。


なぜ、悲しいのか、

なぜ、イライラするのか、

なぜ、寂(さみ)しいのか、

なぜ、嬉しいのか、


自分でも、

よく分からないからだ。


麻未がその時、

ホームの上でひとり感じていた、

寂しさや喪失感も、


なぜそういう気持ちになったのか、

麻未自身、分からなかった。


マネージャーの久我山の存在が、

麻未の気持ちの中で、

少しずつ大きくなっていたことに、


麻未自身、

まだ、

気付いていなかった。


麻未にとって、

マネージャーの久我山は、


麻未の18年の人生の中で、

初めて出会った、

安心出来る、異性だった。







物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:24Comment(0)日記