第1704話

世界のどこかの国には、

肩こり、という言葉が存在しないらしい。

肩こり、という症状自体が無いからだ。


存在しないものに、

それを表現するための言葉が無いのは、

考えてみれば当たり前だのことだ。


人は、言葉が存在して始めて、

その物事を認識できるらしい。


では日本語から「肩こり」をなくしたら、

肩こりで悩む日本人もいなくなるのだろうか。


もちろんそれは、

あまりにも現実的ではないが、


その物事を表現する言葉が無いというのは、

その物事の存在自体が無いのと同じなのだ。




言葉に出来ない気持ち  ーー




言葉に出来ないのなら、

その気持ち自体も存在しないのだろうか。


いや、絶対にそんなことはない。

自分の気持ちは、

自分の心の中に確かに存在する。


うれしい、かなしい、

たのしい、さみしい、

わくわく、イライラ、

……………、




言葉に出来る気持ちもあれば、

言葉に出来ない気持ちもある。







物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:10Comment(0)日記