第1700話

理由は、

自分でも分からなかった。


ひと呼吸置いて、

気持ちを整えてから、

LINEをタップした。



がっかりした ーーーー



3通とも、通販会社からの、

タイムセールのお知らせメッセージだった。


久我山からのメッセージは、

まだ、届いていなかった。


麻未は、

メッセージを見ることもなく削除し、

手の中の無機質で小さな通信端末を、

すぐさまスリープモードに戻した。


23:12  ーー


小さな液晶画面のデジタル表示が

無表情に示す数字を確認してから、

麻未は、

スマホをふたたび鞄に突っ込んだ。


山手線の新宿駅のホームには、

日曜日だというのに、

夜の11時を過ぎても、

相変わらずたくさんの人がいた。


さすがにスーツ姿の

サラリーマンやOLらしき人は少ないが、


カップルや、グループに混ざって、

この時間だというのに、

子ども連れの家族まで、

老若男女、たくさんの人が群がっている。


もちろん、ひとりの人もいる。








物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:24Comment(0)日記