第1694話

中央の東口駅前広場と、

西口方面に向かう地下道のある、


山手線に沿って

駅ビルまで続く歩行者道は、


駅前ロータリーからの車道をはさんで

左右2つに隔(へだ)てられており、


めぐみは、

ふたりが信号待ちしていた場所から

駅方面を見てほぼ直進、


西口方面に向かう地下道のある側へ、

麻未を促(うなが)し、渡り始めた。


イベントやライブなどが行われる

野外ステージのある駅前広場側、

いわゆるメインストリームではない

山手線に沿う歩行者道側は、


歩道の幅が狭いこともあり、

駅から出てきた人と駅に向かう人が、

ほぼ1列ずつになって、

肩がぶつかりそうになりながら歩く。


身動きの取り辛(づら)さを嫌うためか、

歩行者道側には、

居酒屋の客引きもスカウトマンも少ない。


駅前に陣取る客引きもスカウトマンも、

ほぼ全員が、人波の途切れることのない、

中央広場側にいるためだ。






「なぁに?、ここ、」

「あ、これ喫煙所です、」






横断歩道をちょうど渡り終えたあたり、

目隠し用のスモークガラスで仕切られた、

あたりに人が群がる一画があった。






「あ、そか、」

「煙草、吸うところ、ww、」

「渋谷にもあるね、ハチ公渡ったとこ、」

「ありましたっけ?、」







物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:24Comment(0)日記