第1623話

また、卒業式を終えてたとしても、

3月末日までは高校生とみなされるのが

世間一般的な常識であったため、


卒業月の翌月、

新年度が始まってから数日経たあとの、

4月5日以降からAV撮影解禁とするのが、

業界の暗黙的な慣例となっていた。


しかも、麻未の場合は、

卒業式時点でも18歳に達してなく、

卒業後もしばらくは、AVの話さえ、

出来る状況ではなかったのだ。


それでも、約束通り、

卒業間近にふたたびメールをくれた麻未に、


事務所としても、

ぞんざいな対応をするわけにもいかず、

まずはグラビアモデルとして、

麻未と直接話をすることにしたのだった。


グラビアの仕事なら、

高校生でも問題なく出来るし、

本人に会って本心を確認しよう、

事務所の社長が、

そう判断したのだった。


そうして、

事務所の近くの喫茶店で、

現在の麻未のマネージャーである

久我山に初めて会った日をスタートに、

麻未の、AV女優としての人生が、

動き出したのであった。






「それで、事務所に行って、………、」

「あ、はじめは喫茶店だったよ、」

「あ、会社の事務所じゃなくて?、」

「うん、事務所の近くのカフェ、みたいな、」

「そうなんですね、」

「高校生をAV事務所に呼べない、って、」

「あ、確かに、ww、そういうことですね、」

「うん、」

「AVの話も、出来ないくらいですもんね、」

「うん、ww、そだね、」

「じゃあ、それが、全ての始まり、ですね、」

「うん、…………、はじまり、かな、」








物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:26Comment(0)日記