第1622話

返事をくれた事務所の中には、

麻未の言う通り、

高校生はAV女優の仕事は出来ません、の、

ひと言だけのものもあった。


それは、事務所側としても、

たとえメールのやりとりでも、

現役高校生とAVの話をすることは、

AV斡旋と疑われる危険性もあることから、

あえてキッパリと断るためであった。


それは、AVという仕事の特殊性による、

AV事務所側の自己防衛手段とも言える。


現在、麻未が所属する事務所も、

当時、麻未への返信では、

まずメールの冒頭で、

高校生はAV女優の仕事は出来ない旨を、

はっきりと伝えていた。


その上で、

18歳以上で、高校卒業以上でないと、

AVの仕事が出来ないことを説明し、


卒業式が近くなり、

その時にまだAV女優に興味があれば、

再度連絡下さい、と書き添えていた。


事務所側としても、

最低限の礼儀としての判断であった。



その後、

日常業務に追われて、

事務所は麻未のことなど

すっかり忘れていたのだが、


年が明けて、

もう1月も終わりという頃、

麻未から再び、

事務所あてにメールが届いたのだった。


麻未の通っていた通信高校は、

3月1日が卒業式だったため、

3月中旬が誕生日の麻未は、

17歳のまま、

高校を卒業することになっていた。







物語のあらすじ


とうじょうじんぶつ


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posted by m☆ at 19:11Comment(0)日記